女性からのデートの誘い方|口実と日付と逃げ道が揃えば通る

誘ってくれるのを待っているうちに、何週間か過ぎている。二十代後半の女性は、じれったさが限界に来たところで自分から切り出した。この前話してた店、行ってみたいんだけど一緒にどう、と。相手は少し驚いた顔をして、それからすぐに、いいね行こう、と乗ってきた。

彼女が後から効いたと感じたのは、店の名前を出したことだった。いつか行こう、で終わらせなかった一点だけが違う。

通る誘いには共通の形がある。口実と日付と逃げ道。この三つが揃っていると、相手は考える手間なく返事ができる。揃っていない誘いは、好意の量に関係なく流れる。

通る誘いには、口実と日付と逃げ道が揃っている

  • 口実 なぜ今その話が出るのかが分かる理由。相手の発言から拾うのが最も自然
  • 日付 こちらから二択で出す。相手に組ませない
  • 逃げ道 短く終われる形にしておく。断る余地も残す

三つとも一文ずつで足りる。長い文章は要らない。

口実は、相手が前に話したことから拾う

いきなり、ご飯行こう、と送ると、相手は理由を探す。なぜ自分なのか、どういう意図なのか。その空白が警戒を生む。

代わりに、前の会話で出た店や趣味を拾う。この前言ってた焼き鳥屋、雰囲気よさそうな店見つけた。こう来ると、話の続きとして自然に受け取れる。しかも、自分が口にした話を覚えていてもらえたという事実が乗るので、断りにくくもなる。

回収というのは、相手が自分で出した言葉を返す作業になる。こちらの願望から始まる誘いより、相手の言葉から始まる誘いのほうが抵抗が薄い。

日付は二択で出す。相手に組ませない

二十代半ばの女性は、水曜か土曜どっちがいい、という聞き方をしていた。相手に全部決めさせるより返事が早く、予定も決まりやすかったという。

いつなら空いてる、という質問は、親切に見えて相手に作業を渡している。カレンダーを開いて、候補を考えて、こちらの都合も想像する。この手間が後回しの理由になる。二択なら、片方を選ぶか、両方だめだと答えるかの二秒で済む。

逃げ道を先に置くと、断りやすさが誘いやすさになる

軽く一軒だけ、長くならないように、一時間くらいでも。この一言があるだけで、返事の重さが変わる。相手は、丸一日を差し出す判断ではなく、一時間を出す判断をすればよくなる。

圧をかけないことと、曖昧にすることは違う。日付は具体的に、長さは軽く。この組み合わせが、いちばん通る。

  • 送っていい この前話してた焼き鳥屋、いい店見つけたよ。水曜か土曜どっちか空いてる。軽く一軒だけでも
  • 送っていい あの映画やっと公開されたね。来週末どっちか、時間合えば行きたい
  • 送らない いつか行こうね、で終わる形
  • 送らない いつなら空いてる、とだけ聞いて相手に組ませる形
  • 送らない 迷惑じゃなければ、無理しなくていいので、と保険を重ねた長文

いつか行こう、が通らない理由

期限のない約束は、実現の担当者がいない。二人とも、相手が次に動くだろうと思ったまま止まる。悪気なく忘れられ、数か月後に気まずさだけが残る。

行きたい気持ちは、日付が入った瞬間に予定になる。ここを飛ばすと、どれだけ好意があっても何も起きない。

自分の空きや食べたいものを先に出すと、相手が動きやすくなる

誘う文面を作るのが苦手なら、誘わせる側に回る方法もある。

空いている日を先に言うのは、誘いの半分を引き受けること

その日空いてるよ、と先に伝えておく人がいる。これは相手にとって非常に楽な情報になる。断られる可能性が下がった状態で誘えるからだ。

誘う側が背負っているのは、断られるかもしれないという負荷になる。空き日を先に開示すると、その負荷の半分をこちらが引き受けることになる。自分から動いても大丈夫だと相手が思いやすくなる。

欲求を先に出すと、相手が拾える

焼肉食べたい、あの店行ってみたい。こうした言葉を口に出しておくと、誘いのきっかけが相手の手元に置かれる。誘う側は、口実を探すところがいちばん難しい。その口実を先に渡している形になる。

これは遠回しな誘いではあるが、届く相手には届く。数週間置いても何も起きないなら、そのときは自分から日付を出せばいい。

断られたときこそ、次につながる一言がある

自分から誘って断られる。この場面を想像して手が止まる人が多い。

一度の断りは、その日の予定の話でしかない

二十代半ばの女性は、一度断られたあとに、じゃあ来週の何日は、と続けた。この一言で、また誘っていいのだと相手に伝わり、自然に次へつながったという。

断られた瞬間に引き下がると、相手は自分が拒んだのだと受け取る。実際にはその日が無理だっただけでも、そこで終わる。続ける一言があるかどうかで、同じ断りが別の意味になる。

続ける一言と、引くタイミング

  • 続ける じゃあ再来週あたりはどう。曜日だけ先に決めちゃおう
  • 続ける 落ち着いたら教えて。こっちはだいたい週末空いてる
  • 引く 二回とも代案が返ってこなかったとき
  • 引く 行きたいと言った店の話にも乗ってこないとき

引くと決めても、関係を切る必要はない。日程の話をこちらから出すのをやめるだけでいい。

二回連続で自分から誘っても重くはない

一回目が成立したなら、二回目も自分から出して構わない。重くなるのは回数ではなく、断られた後に食い下がる形のほうになる。

三回目まで来て相手から一度も日付が出ないなら、そこは往復していない関係だと分かる。回数を数えるのは、そのときで足りる。

男性から見た、女性に誘われるという出来事

引かれるのではという不安には、相手側の実感で答えるのが早い。

経験の少なさが、戸惑いとして返ってくることがある

女性から誘われるのは滅多に起きないことだと考えている人は多い。待っているより自分から動くほうが早い、というのが実感になっている。

だから、突然誘われると反応が鈍いことがある。驚いた顔をしたり、返信が一拍遅れたり。これを拒否と読むと早とちりになる。処理に時間がかかっているだけの場合が多い。

誘われた側は、誘っていい相手だと認識する

冒頭の女性が誘った相手は、後から見ると、女性から誘われた成功体験としてその日を覚えていた。誘われた記憶は、相手の側にも自信として残る。

そしてもう一つ効くのが、この人は誘っても嫌がらない、という認識が生まれるところになる。次に動くのが相手の番になる確率が上がる。最初の一回を出す価値は、その日の予定より、その後の往復のしやすさにある。

誘った後も、対等でいるために

誘った側が全部背負う必要はない

自分から誘ったのだから店も自分で決めて、支払いも気を遣って、話題も回して。そうやって全部引き受けると、誘った罰のようになってしまう。

日付を出したのはこちら。店を決めるのはそちら。この程度で分けていい。誘うという行為は、関係を動かす最初の一押しであって、以後の役割を全部引き取る契約ではない。

受け身が前提の空気に、合わせなくていい

自分から告白もするし、デートにも誘うし、行きたい場所も自分で決める。結婚したいなら自分から言うくらいの気持ちでいる、という人もいる。そういう人が、女は受け身だと決めつけられるのは心外だと話していた。

動く女性は実際にいる。誘うことで軽く見られると感じるなら、その相手の見方のほうを疑っていい。動いた側を下に置く人と長く続けるほうが、後々しんどくなる。

動いた分だけ、関係は動く

誘う文面に必要なのは勇気の総量ではなく、口実と日付と逃げ道の三つになる。それさえ揃っていれば、相手は考えずに返事ができる。

待っているあいだ、相手も同じように迷っていることがある。前に出るのは、好意を安売りする行為ではなく、止まっていた時間に日付を入れる作業になる。送信ボタンを押した後の数分は落ち着かないが、返事が来た瞬間から、待っていた数週間が過去になる。

女性から誘うと引かれませんか

引かれるより、誘っていい相手だと認識されることのほうが多いです。女性から誘われる経験自体が少ない人もいるため、驚いて反応が一拍遅れることはあります。それを拒否と読まず、返事を待ってください。

自然に誘うにはどんな口実を使えばいいですか

相手が前の会話で口にした店や趣味を拾うのがいちばん抵抗がありません。この前言ってた焼き鳥屋、いい店見つけた、という形なら会話の続きとして届きます。理由のない誘いは警戒されますが、自分の言葉を覚えていてもらえた誘いは断りにくくなります。

日程はこちらから出していいですか

二択で出すのが最も返事が早くなります。いつなら空いてる、という聞き方は親切に見えて、相手に候補を考える作業を渡すことになります。水曜か土曜どっちがいい、なら二秒で答えられます。

誘い方の文面で気をつけることはありますか

長さを軽くしておくことです。軽く一軒だけ、一時間くらいでも、と添えると、相手は丸一日ではなく短い時間を出す判断で済みます。日付は具体的に、長さは軽く、という組み合わせがいちばん通ります。

断られたらもう誘わないほうがいいですか

一度の断りは、その日の予定が合わなかっただけのことが多いです。じゃあ再来週はどう、と続けると、また誘っていいのだと相手に伝わります。二回続けて代案が返ってこないときに、日程の話をこちらから出すのをやめてください。

二回目も自分から誘うのは重いですか

回数そのものは重さになりません。重くなるのは、断られた後に食い下がる形のほうです。三回目まで相手から一度も日付が出ないなら、そこで往復していない関係だと判断できます。

誘った後に主導権を握られないか心配です

日付はこちら、店はそちら、という程度に役割を分けておけば十分です。誘ったからといって、以後の段取りや支払いまで引き受ける必要はありません。動いた側を下に見る相手なら、その見方のほうを疑ってください。

脈があるか確かめてから誘うべきですか

確かめる手段として誘うほうが早く済みます。日付を出したときの反応に、脈の有無がそのまま出るためです。何週間も観察を続けるより、口実と日付と逃げ道を揃えた一通を送るほうが、迷う時間が短くなります。

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この記事を書いた人

恋活・婚活メディアに6年間携わり、これまで2000件超の相談・体験談に向き合ってきた。実際の相談から得た経験を武器に、アプリ選びで迷っている方も、もう何度もやめようと思った方もここでの一記事が、あなたの出会いを少し前に進めるきっかけになればうれしいです。

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