是非行きたいですの本当の温度|言葉より返信に何が付くかを見る

是非行きたいです。この一行が届いたときの手応えは、なかなかのものになる。二十代後半のある男性も、初めてのデートを提案してこの返事をもらい、うれしくなってすぐ店の候補を送った。ところが日程の話に入った途端、予定が合えば、とトーンが下がった。言葉は前向きなのに何も進まない。社交辞令だったのかと、そこから疑い始めたという。

同じ言葉を返してきた別の相手は、まるで違う動きをした。私も行きたい店があるのでURLを送っていいですか、次も一緒に行けたらうれしいです、と続けてきた。この人とは二回目の約束まで決まっている。

差は熱量ではない。返信に相手側からの情報が乗っているかどうかになる。

是非行きたいですが本気かどうかは、返信に何が乗っているかで分かる

丁寧な言葉ほど、誰にでも同じ形で書ける。書くのに手間がかからないぶん、判定材料としては弱い。

相手発の情報が一つでも付いていれば、意思がある

  • 意思がある 行きたい店のURLを送ってくる、行ってみたい場所の名前を出す、空いている曜日を書く
  • 意思がある その次の話をする。ここに行けたら次はあそこ、と時間が先に伸びている
  • 判定できない いいですね、楽しみです、といった肯定だけで終わる
  • 判定できない 絵文字や感嘆符が多いが、こちらの提案への反応しか書かれていない

情報を出すというのは、こちらの提案に自分を混ぜるということになる。混ぜた時点で、その予定は相手にとっても自分の予定になる。

肯定だけで終わる返事は、断りの丁寧な形でもある

否定するのが苦手な人ほど、いったん肯定してから離れる。是非行きたいですと返しておけば、その場の空気が壊れない。そのうえで日程を決めなければ、実現しないまま自然に消える。

こう書くと相手が不誠実に見えるが、本人に悪意はないことが多い。断ると傷つけると思っていて、明るい言葉で置き換えている。だから、この返事だけで喜ぶのも落ち込むのも早い。

テンションの高さは、判定材料にならない

感嘆符の数や絵文字の量は、その人の文章の癖に左右される。誰に対しても明るく返す人は、興味の薄い相手にも同じ量の明るさを配る。

逆に、文章が淡白な人が短く、行きたいです、とだけ返してきた場合でも、そこに曜日や店の名前が一つ付いていれば意思はある。温度は形式ではなく、中身に出る。

また誘います、は保留ではなく着地

是非行きたいですの後に、また誘いますね、が続いた場合。これは順番を待っている状態ではなく、話をそこで着地させる言い方になる。

誘う側は保留として受け取り、連絡を待ち続ける。待っている数週間のあいだ、相手の中でその話はもう終わっている。曖昧な返事より、はっきりした返事のほうが互いに楽になるのは、この時間差があるからだ。

是非行きたいですと言われた後に送る、次の一通

判定に迷う時間を短くするには、次の一通を工夫するのが早い。

店の話を広げるより、先に日付を置く

うれしさのあまり、店の候補をいくつも送ってしまう人が多い。ところが選択肢が増えるほど、返事に手間がかかる。相手は店を比べる作業を任され、その面倒さが返信の遅れになる。

先に置くのは日付になる。店は後から決めればいい。日付が入った時点で、その予定は現実の枠を持つ。

送っていい一通、送らないほうがいい一通

  • 送っていい じゃあ来週の土曜か、再来週の金曜の夜あたりどうですか
  • 送っていい 行きたい店があるので、日にちだけ先に決めちゃいましょう
  • 送らない 候補を五つ並べて、どれがいいか選ばせる形
  • 送らない いつなら空いてますか、とだけ聞いて相手に作業を渡す形
  • 送らない 無理しなくて大丈夫です、と先回りして逃げ道を作る言い方

日付を出すのが急かしているように見えるのではと心配する人がいるが、実際には逆になる。曖昧なまま続くほうが、相手も判断を迫られ続けて疲れる。

曖昧に返ってきたら、一週間空けて一度だけ

予定が合えば、と返ってきたら、そこで追いかけない。一週間ほど置いて、別の期間の日付を一度だけ出す。それでも具体化しないなら、日程調整はいったん止める。

二回で足りる。三回目を出したくなるのは、かけた時間を回収したい気持ちが働くときで、状況が変わることはほとんどない。

使う側は、肯定に自分の一つを足すと印象が変わる

送られる側ではなく、送る側の話になる。

待ってます、だけでは相手の頭に残らない

二十代半ばの女性は、店の候補を送られたときに、待ってます、とだけ返すのでは印象が薄いと感じていた。丁寧だが、返事としてはどこにでもある。

そこで返し方を変えた。素敵なお店なので是非行きたいです、私も一緒に行きたい店があるのでURLを送っていいですか、気が早いですけど、その次も一緒に行けたらうれしいです。この形にしてから、次の約束が取りやすくなったという。

次も会う前提を、軽く先に置く

この返し方の効いているところは、次の話を自分から出しているところにある。一回目がまだ来ていない段階で、その次の存在をさらっと置く。相手の頭の中に、二回目の枠が先に作られる。

気が早いですけど、という前置きが柔らかさを持たせている。断定でも要求でもないので、受け取る側の負担がない。

積極さは、あざとさとしては受け取られにくい

自分ではあざといと思うくらいの積極さでも、受け取る側はそう感じていないことが多い。むしろ、誘っていいと分かる相手だと認識されて、次の誘いが出やすくなる。

誘う側は毎回、断られる可能性を考えながら文面を作っている。その負担を軽くしてくれる返事は、印象に残る。

行きたい場所を共有すると、誘う側の負担が減る

もう一つ、関係が自然に続く形がある。

選べる状態にしておくと、誘いが来やすくなる

二十代半ばのある男性は、相手が提案した水族館やカフェに素直に、是非行きたいです、と返していた。会話の中で、気が合うね、あなたと行きたいところだらけ、とリストを共有していくうちに、次のデートが次々と決まっていったという。

誘う側にとって、これは非常に楽な相手になる。あれこれ考えなくても、リストから一つ選べば喜ばれる。誘いのハードルが下がると、誘う回数そのものが増える。

ただし言葉だけが積み上がると、期待が空回りする

同じ人が話していたのは、それがふつうの状態になると、誘われても行かない場面が出てくるということだった。行きたいと言った場所が増えすぎて、一つ一つの重みが薄れていく。

言った側に嘘はない。それでも、誘う側は言葉を受けて期待している。行きたいと口にした場所は、いつか行く場所として扱うか、その場では触れずにおくか。どちらかにしておくと、ずれが起きにくい。

テンションの高い誘い方が効く場面

丁寧さを優先しすぎて、進まないこともある。

もし都合がよければ、は相手に判断を渡している

配慮のある言い方は、断りやすさを作る。それは長所でもあるが、相手の側から見ると、こちらがどれくらい行きたいのか読めない。

これに対して、ここ行こう、と袖を引くような誘い方が効く場面がある。目を輝かせて、絶対楽しそう、と言われると予定を空けてしまう、という話は複数聞いた。気遣いより、純粋な熱のほうが刺さることがある。

もちろん相手や関係の段階による。ただ、遠慮しすぎて何も決まらないくらいなら、一度くらい熱を出してみる価値はある。

断りたいときは、逆にその遠慮を使う

行く気がない誘いに、是非行きたいです、と返してしまうと、後で気まずくなる。断りたいときは、丁寧な言い方をそのまま使えばいい。予定が読めないので今回は難しそうです、と伝えれば、相手も次に進める。

明るく肯定しておいて連絡を止めるより、そのほうが相手の時間を奪わずに済む。

言葉の温度と、予定表の温度

是非行きたいです、という返事を何度も読み返してしまうのは、その言葉に判定を託しているからになる。ただ、その一行が持てる情報は思っているより少ない。

見る場所を、文面から予定表に移す。日付を一つ置いて、そこに相手が乗るかどうか。乗ってきたなら、言葉の丁寧さは飾りではなかったということになる。

是非行きたいですは社交辞令ですか

言葉だけでは判断できません。見るのは、その返信に相手側からの情報が乗っているかどうかです。行きたい店の名前や空いている曜日が一つでも書かれていれば意思があり、肯定だけで終わっているなら、断りの柔らかい形の可能性もあります。

脈ありのときの返事はどう違いますか

自分から情報を足してくるのが特徴です。行きたい店のURLを送ってくる、次も一緒に行けたら、と先の話を置いてくる。こちらの提案への反応しか書かれていない返事とは、その一点で分かれます。

是非行きたいですと言われた後、どう返せばいいですか

店の候補を並べるより、先に日付を置いてください。来週の土曜か再来週の金曜あたり、と具体的な日を出すと、その予定が現実の枠を持ちます。候補を五つ送ると、相手に比べる作業を渡すことになり返信が遅れます。

日程を出すのは急かしているように見えませんか

曖昧なまま続けるほうが、相手にも判断を迫り続けることになります。日付を出せば、その場で答えが出るので双方が楽になります。また誘います、で終わる形のほうが、待つ側の時間を長く奪います。

是非と言われたのに連絡が途絶えました

一週間ほど空けて、別の期間の日付を一度だけ出してください。それでも具体化しないなら、そこで日程調整を止めるのが目安です。三回目を送りたくなるのは、かけた時間を取り戻したい気持ちが働いているときです。

待ってます、だけの返事は印象が薄いですか

丁寧ですが、相手の頭には残りにくい返し方です。素敵なお店なので行きたいです、私も行きたい店があります、と自分の情報を一つ足すと印象が変わります。その次も一緒に行けたら、と軽く置いておくと、二回目の枠が先に作られます。

積極的に返すと、あざといと思われませんか

受け取る側はあざとさとして感じていないことが多いです。誘っていい相手だと分かるので、次の誘いが出やすくなります。誘う側は毎回断られる可能性を考えているため、その負担が軽くなる返事は歓迎されます。

行く気がない誘いにはどう返せばいいですか

丁寧な断りをそのまま使ってください。予定が読めないので今回は難しそうです、と伝えれば、相手は次に進めます。明るく肯定しておいて連絡を止めるより、相手の時間を奪わずに済みます。

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この記事を書いた人

恋活・婚活メディアに6年間携わり、これまで2000件超の相談・体験談に向き合ってきた。実際の相談から得た経験を武器に、アプリ選びで迷っている方も、もう何度もやめようと思った方もここでの一記事が、あなたの出会いを少し前に進めるきっかけになればうれしいです。

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